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「1日に何度もリップクリームを塗りなおしてしまう」「外出するときもリップクリームがないと不安になる」という症状がある人、周りにいませんか?
1日に何回も何回も塗る人。
実はこれリップクリーム依存症のせいかもしれません。
そしてわたしも実は昔立派なリップクリーム依存症でした。
1日何回もリップクリーム塗ってしまうし、家に忘れたりなくしてしまったら、不安になってすぐにコンビニやドラグストアに買いに行ってました。
今回は、私がこのリップクリーム依存症を完全に抜け出すまではいかないけれど、かなりマシになるまでにやったことや使った商品などのお話しを紹介したいと思います。
この症状に悩む方に少しでも参考になれば幸いです。
- リップクリーム依存症とは?
- リップクリームを常に塗っていないと口が痛くて耐えられないんだけど、なぜ?
- お風呂に入ってる10分程度の間にも、リップがないとかさかさで死にそうになるのはどうやったら治せる?
Contents
リップクリーム依存症とは
そもそも「リップクリーム依存症」とはなにか。代表的な症状を見てみましょう。
- リップを常に携帯していないとソワソワする。
- リップを持ってくるのを忘れたら思わず買いに走ってしまう。
- ドラッグストアで大量に買いだめし、家にストックがたくさんある。
- とにかく唇が潤っていないとイヤ!
- 会社のデスクには常にリップがある。
- 電車やバスの中、友達との会話中であっても気になったらリップを塗っている。
- リップがないと生きていけない。
この中で一つでも当てはまった人は要注意です。
また、リップクリーム依存症は正式に病名があるというのではなく、一日に何度も何度もリップクリームを塗ってしまう、塗らないと不安になったり、塗っていないとすごく唇が痛いなどの症状が出てしまうことを、依存症のような感じなのでリップクリーム依存症と呼ぶのです。
私も最近知った言葉で、この言葉を知ると同時に「同じ症状に悩む人がこんなにたくさんいるんだ!」と思いました。
なかなかわかってくれない症状なんですよね。
リップクリーム依存症の症状
リップクリーム依存症の症状とはどのようなものでしょうか。
- 1日に何度もリップクリームを塗ってしまう。1日に2・3回などではなく、20分に1回ペースなど異常な回数(わたしは10分に1回でした)
- リップクリームが手元に無いと落ち着かない・不安になる
- 外出の際にリップクリームを持ってくるのを忘れたら取りに帰ったり、わざわざお店で買ってでもとにかくリップクリームがないと恐怖感でいっぱいになってしまう
- 人から見ても特に唇が荒れているようには見えないけれど、すごく荒れているような気がしてしまう。リップクリームを塗っていないととても唇がヒリヒリしたりする感じで痛い。
病名の付いた病気ではないので、明確にこの症状が出ますという定義は無いですが、一日に10回以上は塗る・手元に無いと不安になってしまうなどの症状で悩んでいるならば、この「リップクリーム依存症」と言えるのかもしれません。
リップクリーム依存症の原因
異常にリップクリームを手放せなくなるリップクリーム依存症はなぜ起きるのでしょうか。
何度も塗っていくことで自分で保湿する力が弱まっていく
唇は角質層が薄く保水が少ないですが、自己治癒力があるため多少荒れていたりひび割れしたりしていてもそのうち勝手に治ってしまいます。
しかし、そこにリップクリームを塗って対処することを続けてしまうと、治癒力が弱まっていってしまうのだそうです。
もちろん適量ならば問題ありませんが、依存者の場合は過剰に塗り続けることで常に唇にリップクリームが塗られた状態。
効果的だと思っていたリップクリームを塗る行為で、カサカサな荒れた唇の原因を作っているそうです。
さらに最近の皮膚科の研究によると、一般的なリップに多く含まれている以下の4つの成分が、リップ依存を増幅させているのだそう。
- ミツロウ
ミツバチが巣作りの際に使う、粘着性のある蝋の一種。飽和脂肪酸であるパルミチン酸が主成分で、コスメにも広く使用されています。 - ラノリン
羊毛から抽出される、肌をスベスベにしてくれるラノリン。肌に何かしらのアレルギーがある人は、ラノリンにもネガティブ反応が出る可能性があるのだとか。 - サリチル酸
ニキビ用のコスメに使われていることの多い、殺菌性の高いサリチル酸ですが、唇の皮膚を過剰に削り取ってしまっている可能性も。 - ベンゾカイン
局部麻酔効果のあるベンゾカインには、皮膚の痛みや刺激を緩和してくれる働きがありますが、なかにはアレルギー反応を起こしてしまう人も。唇が赤くなったり、余計にひび割れてしまう場合は注意が必要です。
上記はすべて安全な成分ですが、皮膚科医たちは「好んでは使わない」のだそう。
肌が弱い
まず普通に肌が弱いことが挙げられます。
そして唇はさらに敏感肌で荒れやすいし乾きやすい。
今合わない口紅を使ったときや乾燥が激しいとすごく唇がヒリヒリして、ワセリンなどで保湿してもまったく痛みが治まらないどころか余計に痛いなどの症状があると、要注意です。
唇にジンジンとした痛みがあって、ワセリンなどを塗っても余計に気になってワセリンを拭き取ってしまうのです。そして、上からまた塗りなおして、5分もしたらまた痛い気がして拭き取ってまた塗っての繰り返し。
リップクリーム依存症を克服する3つの方法
リップクリーム依存から抜け出すにはどうしたらいいか?ものすごく簡単に言うと「リップクリームを塗らなければいい」のです。
でもこれじゃ、「そんなのわかってるよ!」って話ですよね。それができたら苦労しないんです。
そこでわたしがリップクリーム依存症を克服するために行った3つの方法を紹介します。
リップクリームの塗り過ぎや、唇がすぐ乾燥すると悩んでいる方は参考にしてみてください。
リップクリームを正しく使う
リップクリームってどうやって塗っていますか?
わたしは以前、唇に横に2.3往復リップクリームを塗って、最後に上唇と下唇をくっつけて「んーまっ」って感じで塗っていました。
同じような方多いんじゃないでしょうか?
でも色々調べるとそれは間違いだと知りました。鏡で見てもらえればわかりますが、唇って縦に線が入っていますよね。
縦に繊維があるのに、横向きにリップクリームを塗ることで繊維を破壊してしまい、ひび割れや皮向けの原因になってしまいます。
すると乾燥もしやくすくなるので、リップクリームを塗ってしまうんですね。
ですので、リップクリームは唇の繊維を壊さないように、縦に塗ることを心がけてください。
また、特に冬のリップクリームは固まってしまっていることが多いので、温めて少し柔らかくしてから塗るとよいです。
固いまま塗ると、唇を傷つける原因になってしまうことがあります。
リップバームを使う
リップバームをご存知ですか?リップクリームの軟膏タイプのようなもので、リップクリームに比べてベタつきますが、保湿力が優れています。
わたしはリップクリーム依存症を治そうと思ってから、リップクリームとリップバームを併用するようにしました。
リップバームを選んだ理由は
- 保湿力が高いので、何度も塗らなくてよくなるかも!と思ったから
- 軟膏タイプの為、塗る時に唇を傷つけなくなると考えたから
この2つです。
朝晩と家にいる時はリップバーム、日中外出してる時はリップクリームで使い分けていましたね。
保湿といえばヒアルロン酸を思い浮かべる人が多いと思いますが、ヒアルロン酸は肌のバリア機能が正常に働いている時に効果を発揮します。
ただ、リップクリーム依存症の人は、間違いなく唇が荒れて繊維が壊れているので肌のバリア機能が上手く作用していません。
そこで、肌潤糖 です。ただ保湿するだけでなく、肌の修復機能もついているので、保湿しながらリップクリームの塗り過ぎで荒れた唇のケアまでしてくれます。
唇のケア以外にも使えるので便利ですね。
マスクを使う
リップクリームやリップバームを塗ったあとは、すぐにマスクをつけます。
マスクをつけることで
- 外気に触れないから乾燥しにくくなる
- 自らの呼気で常に保湿されている
という効果があります。
乾燥しにくく、常に保湿されている状態を作れれば、リップクリームを塗る回数を減らせます。回数が減れば、傷ついた肌も修復しやすくなり、だんだんリップクリームを塗り過ぎなくてもよくなってきます。
まとめ

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リップクリーム依存症の人にとって、リップクリームを塗らないのは本当に辛いし、唇は痛くなるし塗れないストレスでイライラもしてきますが、最後は塗らないで我慢するという精神論も必要です。
1時間に1回塗っていたものを、2時間に1回・3時間に1回と徐々に減らしていくのもいいし、僕の場合はわざとリップクリームを持たずに外出するようにしていました。
はっきり言ってめちゃくちゃ辛かったです。リップクリームを塗りたくても塗れないのは。
でも、2・3日もすると不思議と慣れてきます。
段々塗らなくてもよくなってくるんですね。
とは言っても、いきなり1日中全く塗らなくなるのは、精神衛生上よくないし保湿を全くしないのはそれで唇が荒れる原因になってきます。
- リップクリームは温めて柔らかくしてから縦に塗る
- リップバームや肌潤糖
で保湿ケアをする
- リップクリームを塗ったらすぐにマスクをつける
これらを実施しながら、徐々に塗る回数を減らしていくことで、気づいたらリップクリーム依存症から抜け出せているはずです。
リップクリーム依存症を克服できれば、常に唇が荒れて痛いだとか塗れなくてイライラするなんてこともなくなるので、ぜひ少しずつ克服していきましょう。